2022年02月22日

189(いち早く)

最近の嫌なニュースに
児童虐待があります。
子供を何時間もベランダへ立たせたり、殴ったりして最後は命が失われます。
誰もが胸糞悪くなるこんなニュースですが犯人の多くは「躾」のためだった等の言い訳をしています。
「躾」は和裁用語の「仕付け」が語源です。
仕付けとは、本縫いをする前に生地を癖付けるため弱い糸で縫う事です。
St_13.jpg
「いい子にしようとするあまり、強い糸で子供の個性をきちきちに縫い付ける必要は無いのです。」
法律の知識がある虐待親は民法の「懲戒権」をたてに取ります。
親が子を戒めることを認める権利です。
児相の介入に対し「懲戒権」で対抗してきます。
法制審議会がこの「懲戒権」について削除すべきだとの答申をまとめたことがすこしでも虐待を減らす要因になってほしいものです。
 しつけとは別の言葉ですが
「折檻」という言葉も、現代日本では親が子供を懲らしめるという意味で使用しますが、本来は「目上の非を認識させるために厳しく意見を言う事」だそうです。中国の故事に由来します。
前漢の成帝が、朱雲のいさめに怒り、朝廷から引きずり出そうとした。
朱雲は檻(てすり)につかまって抵抗し檻(てすり)は折れてしまった。
という故事からの言葉です。
日本では一年間に約360人の子供が虐待により亡くなっているそうです
つまり毎日だれかが虐待で命を落しています。
こんなニュースは聞きたくないですね。
posted by はまちゃん at 08:53| Comment(0) | 日記