ホームセンターでは売られていないパナソニックの充電工具をご存じですか?
同ブランドから初めて充電工具が発売されたのは1979年。今年で40年を超える歴史があります。と言っても、同社の充電工具はホームセンターなどでは販売していないため、コンシューマー市場での認知度はそれほど高くありません。しかし、パナソニックが初めて世に出した技術が多々あることから、建設現場などのBtoB市場では高い認知度とシェアを誇っているんです。
当時、パナソニックグループでは住宅用のコンセント器具や電灯スイッチの生産量が多かったのですが、電気工事業者から「コンセントやスイッチの取り付け作業をする際、手回しドライバーでは時間も手の負担もかかって大変。建築現場の工事用コンセントは大工さん優先なので使えないから、充電式ドライバーが欲しい」との要望を多数受けていたそうです。
そこで1979年の同社初充電式ドライバー発売に至るのですが、この初代モデルにはパナソニック(当時は松下電器)の家電の技術が多数盛り込まれていました。モーターはヘアドライヤー、駆動ブロックは男性用シェーバーの刃の精密加工、充電は同じくシェーバーの急速充電、そして電源は2次電池というように。

現在パナソニックブランドで販売されている充電工具はもとの松下電工彦根工場でシェーバと共に生産されていたのですね。
その素晴らしい性能・特許はつぎの通り
@今では業界標準となっている「キーレスチャック」
A14.4Vと18Vの2種類の異なる電圧の電池パックが使える仕組みも、パナソニックの特許です。
B「ダブルハンマー」機構もパナソニックが特許を持っています。
また最新のブラシレスモータ搭載のEZ1PD1はヘッドサイズ98mmと業界最短(国内電動工具メーカーの充電インパクトドライバー14.4V/18Vクラスにおいて)となっています。
