なぜ、レシーバタンクが必要か?
今回のブログではこのレシーバタンクの役割
について 少し 書いてみたいと思います
意外と知られていないような気がしました。・・先日もお客様で「いらんやろぅ」といわれましたが、
やはり必要だと思います。
通常は下図のような配置で空気タンクが設置されると思います。
コンプレッサーの 出口のところにあるのがレシーバタンクですね

レシーバタンクは、空気配管でエアーをためるダムのような役割をします
レシーバタンクの役割をまとめるとつぎの4つです
1、圧縮空気の冷却
コンプレッサーから出てくる 熱い圧縮空気をさますと、
空気に含まれる水分をとることができます。
2、脈動の防止
ドクドクと波打つような空気の流れになるのを防ぎ、
安定した空気の圧力を維持します。
3、コンプレッサーの保護
レシーバタンクを設置しない、またはレシーバタンクの容
量が小さい場合には
インチングが起きます。
インチングとは、コンプレッサーのロード・アンロードが
頻繁になる現象です
モーターが入ったと思ったら、すぐに切れる。この現象が
長く続くと、
コンプレッサーが故障しやすくなります。
このインチングを防止し、コンプレッサーを保護する為に
タンクが必要なのです。
4、使用空気のバッファー
レシーバタンクは、空気が急激に必要となった時のバッ
ファー
(緩衝)となり、
使用空気の圧力低下を最小限に抑えます。
また、停電などの非常時に一定の空気を確保に役立ちま
す。
普段はあまり必要としないレシーバタンクですが役に立つものですね。